冤罪にて鞭で打たれ、釘で張り付けにされ、これ以上ない羞恥と屈辱の中で人々の罪を被り犠牲となった、おそらく世界で一番有名なM男性“イエス・キリスト様”
両親がカトリックという家庭で育ったあたくしの家のリビングには、彼が貼り付けにされた美しい像があり、

毎日曜日に彼の思想や慈悲深い行いや奇蹟を聞き入りました。
そして図書館では彼の最期の酷い仕打ちが記された書物を読み漁り、その振り幅に動揺し、敬愛を抱き、ひっそりと昂揚しておりました。
「暴力ではなにも解決しない。」「汝の敵を愛せ。」「右の頬を打たれれば、左の頬を。」彼が説いた言葉は、あたくしが加虐趣味ではない証明であるにも関わらず、最期はその仕打ちに耐え生き絶えた彼の惨い姿を想い浮かべ、やはり恍惚としてしまうのです。
そしてこちらがおそらく世界で一番有名なS女性“聖母マリア”。

処女懐胎からして正にMistress。
我が子の、尋常ではない最期を傍で見届けた強靭な女性。
ビジュアルも魅力的で、あたくしが撮影時に、時折節目がちになるのは、彼女のような美しい表情に写りたいという願いもありまして。
人間関係で、宗教のお話はタブー視されている事は重々承知。あたくしは純粋に、理想のM男性と憧憬を抱くS女性のお話を、因んだChristmasの日にしたかったのです。
あたくしが、貴方のマリアとなって、貴方を赦して差し上げたいから。美しい倒錯の世界で、貴方を加護するように庇護し、いつまでも愛惜していたいから。

心を込めて、愛を込めて、本当にありがとうございます。amen.
2014.12.25. 華乃[emoji:v-77]